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敗血症とその合併症であるDICは
非常に怖い病気ですね。
私も、今回訳が合って
初めてそういった病気に触れることとなりました。
どんな病気か?
治療法はあるのか?
など、知ったことについて説明したいと思います。
敗血症とDICとは
敗血症っていうのは、
血液に関する病気と言っても良いのではないかと思います。
身体の中で起きた感染症をキッカケにして、
血液から病原体が入り込んでしまうものです。
その結果として、
全身に被害をもたらすというものですが、
通常、身体の機能が正常に働いていれば、
そういったことはもちろん起きません。
しかし、
未熟児、高齢者、手術後だったりと
身体が弱っているタイミングですと、
こういったことが起きることがあります。
また、
敗血症を語る際に忘れてはいけないのが、DICです。
これは
播種性血管内凝固症候群というものになりますが、
こちらも血液に関する疾患になります。
血液の凝固作用が異常なまでに働き、
臓器不全や出血などが生じます。
これがどうして
敗血症とともに語られるかというと、
DICは敗血症の予後不良の病気となるためです。

敗血症性ショックについて
敗血症については先ほど説明しましたが、
実際、敗血症を診断された時というのは、
3段階に分かれます。
・敗血症
・敗血症の重い症状
・敗血症ショック
分かりやすく言えば、
敗血症の症状はどれほど重たいかというものになります。
下にいけばいくほど
症状としては重たいということになります。
特に敗血症ショックとなれば、
血圧が低下し、死に至る可能性がある状態です。
ちなみに、
アメリカでは集中治療室において
非常に多い死因が敗血症ショックであり、
日本でも多くの患者さんが敗血症ショックで亡くなれています。

治療法は
敗血症の治療は、
投薬や人工呼吸器による管理、
昇圧剤などが必要となります。
最近は
医療技術の進歩により、治療結果も大幅に改善しています。
しかし、まだまだ怖い病気です。
DICを併発している場合は、
蛋白分解酵素阻害薬などをともに用いることもあります。
多くの支持療法を必要とし、
予断を許さない病気であるため、
出来るだけ早く治療に取りかかることが大切だと言えます。

死亡率はどのくらい?
敗血症は、
残念ながら、非常に死亡率が高い病気になります。
その確率は3人に1人の割合ということですから、
おおよそ30%ということになります。
これがいかに高い数値かというのは分かると思います。
例えば、
脳卒中は10%程度と言われています。
少しは敗血症の死亡率の高さが実感出来ますでしょうか?
やはり
大切になってくるのは早期発見であり、
いかに早く見つけられるかが、
その後の生存率にも大きく関わってくるのです。