子供が犬に読み聞かせるREADプログラムのスゴい効果とは。

「PR」

動物が人間に教えてくれること
に興味があります。

様々な効果が言われていますが、
その中でも
「R.E.A.D.(Reading Education Assistance Dogs)プログラム」は、
子供へ与える影響は良いと言われています。

子供が犬に読み聞かせを行うことで、
リラックスして集中出来るため、
自己肯定感のUPなどに繋がるとされています。

また、
このポジティブな変化は子供だけではなく、
動物にも良い影響があります。

しかし、
どうして「R.E.A.D.プログラム」には、
ここまでの効果を与える力があるのか?

今回は、この「R.E.A.D.プログラム」について、
説明します。

初めて聞くという人も
既に知っているという人も、ぜひ読んでみて下さい。

READプログラムのスゴい効果とは

READプログラムの効果を説明する前に、
そもそもREADプログラムについてですが、

これは
子供達が犬を相手に読み聞かせる
というプログラムになります。

言葉の意味が理解出来ない犬相手に「読み聞かせ!?」
と思うかもしれませんが、
実はここにスゴい効果が隠されているのです。

このプログラムを通して、
どういった効果が得られるかと言うと、

子供達は自己の肯定感を高めたり、
積極性が上がったりという結果が得られています。

今まで授業中には手を挙げたり発言したりしなかった子供達が、
積極的にそういったことをするので、
先生や親達も驚きの結果となっています。

また、
読書力自体の向上にも繋がっており、
読解力の向上なども見られており、
まさに良いこと尽くめのプログラムと言うことが出来ます。

欧米などでは、
このREADプログラムを積極的に取り入れて
教育を行っているところも多くなってきていますが、
日本ではまだまだ認知されていないのが、
現状というところです。

 

犬と一緒に過ごすとイイのはなぜ?

では、
どうしてREADプログラムには、
このようなポジティブな効果が発生するのか?

プログラムの内容としては、
犬に読み聞かせを行っているだけです。

しかし、先ほども説明したように、
言葉が分からない犬に行うからこそ、
このプログラムは真価を発揮するのです。

子供達の中には、読書が得意な子がいる一方で、
まだまだ苦手でどうしてもうまく読まなきゃとか間違ってはいけないと、
プレッシャーをかけてしまうケースがあります。

こういったプレッシャーの元では、
上手く読めるはずもなく、
失敗すれば、ますます読書が嫌いになってしまうのです。

更にこの時の失敗が周りの子達に笑われたりでもしたら、
トラウマになってしまってもおかしくないですね。

小学生ぐらいの年代では、
子供達は時に残酷ですから、
思わぬ形で深い傷を追ってしまうのです。

このように
他人の前で本を読むというのは、
1つ大きなプレッシャーとなり、
読書が嫌いになるキッカケとなりえるのです。

しかし、
これが相手が犬であれば、そういったことはありません。

言葉が分からない犬だからこそ、
読書している際に間違ったり、
詰まったりしたとしても、
批判したり笑ったりすることというのはないのです。

ただただ静かに子供達が本を読んでいるのを
犬は聞いているだけです。

そういったやり取りを通すことで、
子供は安心して読めることが出来、
それにより自信が芽生え、
自己肯定感を得ることが出来るのです。

このようにREADプログラムにおいて、
犬に対して本を読み聞かせるというところに、
大きな意味があります。

犬はまさにセラピストのような役割を果たしてくれるわけです。

 

心に不安を抱える犬やネコたちに人間のぬくもりを

READプログラムの効果について、
ここまで解説してきましたが、
主に子供達に積極性など前向きな効果があることが分かったと思います。

こういう効果があるからこそ、
欧米などでは積極的に取り入れられるわけですが、
その効果っていうのは、人間だけに恩恵があるわけではありません。

動物にもまた、ポジティブな効果があります。

それは、
心に不安を抱えている犬などの動物たちに
人間のぬくもりを与えることです。

READプログラムで活躍する動物は、
必ずしも訓練を受けた動物とは限らないのです。

時には心に不安を抱えている犬に対して
READプログラムが行われることもあります。

これは子供達に対して、先ほど説明したような効果を期待する一方で、
そういった動物たちに対して、人間のぬくもりを与えることで、
少しずつですが、心を開いていくということを期待するわけです。

プログラムを通すことによって、
人間への信頼感を取り戻し、
子供への共感を得ることが出来れば、
動物にとって、保護施設での新たな家族を迎えるための
助けにもなっていくのです。

このようにREADプログラムには、
子供だけではなく、動物にとっても大きな意味を含んでいます。

まさに人間と動物のwin-winの関係と言うことが出来そうですが、
こんな良い試みであれば、
今後、日本でも広がっていくのは間違いなさそうですね。

 

動物と教育について

動物教育というのは、
実はとても重要な関係性があります。

教育と言うと、
どうしても教科書や黒板に向かって行う授業のようなものがイメージされますが、
それだけが教育ではありません。

むしろ、
動物と触れ合うことによって、
教科書などの書面からでは学ぶことが出来ない
大切なものというのを学ぶことが出来ます。

  • 思いやりや責任感
  • 道徳観
  • 感受性や表現力
  • 他者を思う思いやりの心
  • コミュニケーション能力

このような
教室では学べないことを教えてくれるのです。

授業などでも
道徳の授業で「命を大切に」と教えることがありますが、
口で言っても、なかなか実感がわかないというのが現実です。

しかし、
そこに実際に生きている動物がいるだけで、
自分達の頭で考え、動物と触れ合いを通して、
そのとこを節に感じることが出来るのです。

まさに
「百聞は一見にしかず」というところではないでしょうか。

こういった動物を介した教育を動物介在教育と呼び、
多くの現場で取り入れられています。

それでも、
欧米などの海外に比べれば、
日本では発展途上という状況です。

海外では、こういった動物介在教育が教育の中で、
しっかりとした位置付けを持っており、
成果を挙げていることから、重要視されています。

その一方で、日本ではある程度の認識はあるものの、
なかなか深く導入が進まないという背景もあるのです。

その理由としては、
衛生的な問題やアレルギーを持った子供への対応、
専門家が不足しているなどです。

特に衛生面については、
心配する親御さんの声も大きく、
決して無視することは出来ないため、
難しい問題と言えるでしょう。

治療の場などでも用いられてことも多くなっている動物ですが、
今後、こういった障害を乗り越え、
発展してくれることを期待したいですね。


 

まとめ

READプログラムは日本では、まだまだ馴染みの薄い教育ですが、
そこには子供にとって、
そして動物にとっても大きな意味を持つプログラムです。

人と人との間の教育では、
なかなか教えることが難しい積極性や、
他者を思いやる心などを育む教育法として、
今後の普及に期待したいところです。

もちろん、
メリットばかりではなく、
導入することによって発生するリスクもあります。

衛生面やアレルギー対策など解決すべき問題はありますが、
子供が犬に本を読み聞かせ、
そこから得られる恩恵は大きいのではないかと思います。

また、動物にとっても、
不安を取り除き人間への信頼を取り戻す良いキッカケとなります。

今後、人と動物が共存していく中で、
その形を教えるキッカケとしても
まさに良い学びの場となるこのREADプログラムが、
もっと広がってくれたら良いんじゃないかと思います。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)