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日本には里親制度というものがあり、
この制度を利用して多くの方が、
里親として子育てを行っています。
里親になる人、
里親に育てられる子供、
それぞれに状況は様々ではありますが、
そもそもこの制度自体、知られていないことが多々あります。
例えば、
里親制度を利用すると、国から手当が支給されます。
そして、
その手当支給額は、
里親の種類によって違ってくるのです。
里親制度自体をあまり知らない人にとっては、
驚くようなことかもしれませんが、
そういったことが実際にあるのです。
そこで、今回は、
里親制度やその際の手当支給額についてご説明します。
里親制度の手当(補助金)とは
そもそも里親制度についてですが、
この制度は、
様々な理由から実の両親に育てられない子供達を、
引き取り、育てる制度のことを言います。
里親制度と言っても、いくつか種類がありますが、
各種条件が異なるだけで、根本的な考え方は一緒です。
「困っている子供を助けたい」
この気持ちがどこかに持っていなければ
里親制度を利用することは難しいでしょう。
しかし、一方で
どんなに気持ちに溢れていたとしても、
現実問題として子育てにはお金が付き物です。
気持ちはあっても
お金がないために里親制度を諦めるということに、
時には繋がることもあります。
そこで
そういったことを少しでも防ぐために、
里親制度では手当が支給されます。
例えば、
里親手当としては、
下記のように金額は違えど手当が出ます。
- 養育里親:毎月72,000円
- 専門里親:毎月123,000円
他にも養育費として、
月に50,000円程度の支給や、
保険適応内の医療費については全額免除される
といった手当もあります。
学校への入学となれば、
入学のための支度金、
学用品の準備資金、
通学費、部活動、学習塾、就職支度金
と実にありとあらゆる手当が支給されます。
これだけの手当については、
「出し過ぎではないか」という声もありますが、
一方で里親にかかる負担が大きいことから、
さらなる増額を求める声もあります。

里親制度の条件は
里親になりたいと仮に思ったとして、
全ての人が里親になれるかというと
決してそんなことはありません。
里親になるためには、
それなりの条件というものが存在します。
まず、
資質として求められるのは下記のようなものです。
- 健康であること
- 子供への教育などに理解があり情熱があること
- 経済的に問題がないこと
- 児童関係の法律にて罰せられたことがないこと
- 虐待に関する問題がないこと
これらの資質を満たすことが出来なければ、
そもそも里親になるスタートラインにも立つことが出来ません。
そして、
これらの条件を満たした上で
里親になるための研修を終える必要があります。
ここまでの条件を満たして
初めて里親としての資格を得ます。
後は
タイミング等によって
すぐに里親になれるなれないという問題はありますが、
良い子と巡り合うことが出来れば里親になれるという形です。
ちなみに、
里親というと夫婦二人でというイメージが強いかと思いますが、
結婚していなければなれないというわけではありません。
独身者は里親になれないということは決まっておりませんので、
問題ありませんが、
保育士の資格であったり、
父母等の同居などの条件が加わることがあります。
この辺りは自治体によって様々ですので、
調べてみると良いでしょう。

里親制度の現状
様々な理由から
実の親に育ててもらうことが出来ない子を育てる里親制度ですが、
日本では、この里親がなかなか増えないのが現状です。
制度を知らない、
補助金の存在を知らない、
責任を負えない
など、増えない理由は色々です。
しかし、
問題となっているのは制度そのものが知られておらず、
里親について知っていても、
いくつか種類があるということまで知っているのは、
日本国民の中でもごくわずかとなっています。
例えば、里親と一言に言っても・・・
養育里親・養子里親・専門里親・親族里親・週末里親
といった形で、
いくつもの種類に分かれているのです。
里親と言うと、
家庭に子供を迎え入れて、
24時間ずっといるとイメージする人も多いでしょう。
確かに教育ということを考えれば、
それが理想かもしれませんが、
負担が大きいというのも事実です。
それに対して
週末里親という制度は、週末や夏休みやお正月だけ、
子供を迎え入れるという制度になっています。
一定期間ということだけを考えれば、
ぐっと負担は少なくなり、
これならばと思う人もいるのではないでしょうか。
このように
里親制度の現状では、制度についての意見もありますが、
知られていないことが多く、
里親というものが認知されていないというところにあります。

里親制度の問題点
里親制度ですが、
まったく問題がないかと言えば、そんなことはありません。
数々の問題点があるのも事実です。
やはり大きな問題点としては、
里親からの子供に対しての虐待問題です。
本来であれば、
里親の元ですくすくと育つべき子供が
暴力にさらされるなんていうことが、時にしてあるのです。
本来の目的である健やかな成長が
そういった環境にあるわけもなく、
場合によって声をあげられない子供は、
日々の暴力に耐えるだけなんていうことになります。
こういったことについて、
周りの大人たちのサポートがあれば良いですが、
見逃されるケースもあり、
深刻な状況になってしまうこともあります。
もう1つは里親の育児放棄です。
虐待問題とセットになっていることもありますが、
残念なことに里親が補助金だけを目当てにし、
ほとんど育児はしないというものです。
里親になれば、それなりに手当を貰えることになりますが、
それを自分たちで使いこんでしまう
なんていう残念なケースがあるのです。
こういったトラブルが生じるたびに
里親制度に対する補助金は
「高すぎるのではないか」という議論が起きるわけですが、
確かに補助金目当てとなっている里親が
少なからずいるというのは残念なことです。
このように
里親制度と言っても、完璧ではなく、
それぞれに問題を抱えています。
もちろんこういった問題には遭遇せず、
幸せな関係を築いているケースも多々あります。
要は
こういった問題が起きた時に深刻化する前に
「どう防ぐか」ということが大事なわけですが、
なかなか難しい一面もあるというのも問題の1つです。

里親制度以外で他人の子供を育てる方法はある?
里親制度以外で他人の子供を育てる方法としては、
養子という方法があります。
里親制度は、
あくまで戸籍は別で違う親の子供を育てるという関係性ですが、
養子となれば、戸籍上は実の親ということになります。
一方、
養子となれば、実の子供として育てるために、
里親制度のような補助金などの手当てというのは存在しません。
子供との関係性や手当というところで、
里親と養子には大きな違いがあります。
どちらの制度が優れているということはありませんが、
状況によってどちらを選択するのかっていうのは重要です。
他人の子供を育てるという点において、
里親制度の他に
養子があるということは覚えておいても良いでしょう。

まとめ
里親制度では、様々な手当が支給され、
子供を育てるための手厚いサポートを受けることが出来ます。
何かの理由で自分の子供を持てない、
もしくは困っている子供を助けたいというところで、
この制度の利用価値というのはおおいにあります。
しかし、
一度、育てるとなれば責任も重大ですし、
誰かの子供を育てることになるため、関係性の構築など、
大変な状況になるのも事実です。
そういった様々な状況を加味した上で、
育てるというのであれば、
これほど手厚いサポート制度はないでしょう。
私は、53歳の女性ですが、私も、小学校入学前から中学校2年の終わり頃まで施設から里親に出されて居ました。ただ、私の里子生活はとても大事にされたとは言えません。何故なら、小学校初めから仕事をさせられ寝坊すれば朝食無し‼️給食費は中々出して貰えず、1人四畳半の台所脇の部屋に寝かせられて、勉強机も無かったので段ボールを机変わりにしてました。お小遣いもほとんど貰えず年一度貰えたか...。盆小遣いやお年玉も取り上げられて何にも無かったです。洋服も周り近所からのおさがりでした。友達と遊ぶ事もほとんど出来ず、運動会や発表会、授業参観も来てもらえませんでした。中学校に入ってからも家の手伝い優先で部活もままなりませんでした。高校は初めから行かせない‼️と言われてて何度も家を出たい‼️と思って過ごして居ました。私の他にも1人里子に来てた障害者の男性が居ましたが、やはり、私と同じで納屋の中で寝てました。
こう言う里親ってどうなんでしょう?未だに私はその頃を時々思い出してしまいます。