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子供が感染することが多いと言われている溶連菌ですが、
大人でも感染します。
では、
大人と子供では
溶連菌に感染した時の症状であったり、
治療薬というのは異なるのでしょうか?
また、
子供に多いと言われている溶連菌の感染が
どうして大人でも感染するのでしょうか?
今回は溶連菌が大人にも感染する原因なども含めて、
説明していきたいと思います。
溶連菌とは?
溶連菌というのは、
正式名称を溶血性連鎖球菌と呼び、
略したものが溶連菌となります。
そして、
この溶連菌に感染すると
溶連菌感染症となりますが、
かつては伝染病として恐れられていた病気でした。
抗生物質の登場によって、
比較的、簡単に治療することが出来るようになったため、
今ではそれほど恐れる必要がない病気ですが、
溶連菌に感染する患者というのは毎年多く、
放っておけば合併症を引き起こす可能性もあるため、
油断することは出来ない病気です。
また、溶連菌は、
それ自体も何種類かあり、
ほとんど害をなさないものもいれば、
毒性が強いものもいるという特徴もあります。
関連記事:「溶連菌感染症の潜伏期間とは?」
関連記事:「溶連菌に尿検査は必要?」
大人も感染する?
溶連菌感染症は子供の感染が圧倒的に多く、
10歳ぐらいまでがピークとされています。
しかし、
大人が感染しないかというとそんなことはありません。
大人でも感染する可能性はあります。
ただし、
感染しても子供に比べると症状を発症することは少ないため、
感染したことに気付かないケースもあります。
大人の場合、
症状が出るのは全体の5~8割程度と言われています。
症状と治療について
溶連菌感染が発症した際の症状ですが、
症状が出る場合、
大人も子供でもほとんど差はありません。
2~5日程度の潜伏期間を経た後、
喉の痛みや発熱に襲われます。
また、
頭痛や嘔吐などの症状が出ることもあるようですが、
その中で特徴的なのが発疹です。
舌に出る発疹はイチゴ舌と呼ばれるもので、
溶連菌感染症の特徴的な発疹と言えます。
それ以外にも様々な症状があり、
風邪などとは見分けが難しいため、
他人に感染させてしまうことも多々あります。
そして、治療についてですが、
次の動画をご覧ください。
【溶連菌感染症】
動画の後半のほうで紹介されていますが、
治療は抗生物質の服用などで行われます。
溶連菌には、
抗生物質が大変効果的であることが分かっています。
服用を開始してから2~3日程度で
喉の痛みや熱が引いていきます。
しかし、
しっかりと治すためには
数日は飲み続ける必要がありますので、
勝手に自己の判断で薬の服用を止めてはいけません。
大人がかかる原因は?
溶連菌の感染する原因ですが、
飛沫感染が一般的となっています。
誰か感染している人のくしゃみなどによって、
菌が広まっていくことになりますが、
大人が感染する場合、
自分のお子さんから移されるケースが多々あります。
子供が感染した場合、
その親の方も2割ぐらいは感染する可能性があるとも言われています。
大人が溶連菌に感染するケースでは、
こういったケースが多くなっているかもしれません。