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溶連菌の検査で
「尿検査」の必要はあるのでしょうか?
それとも溶連菌の検査では
尿検査は必要ないのでしょうか?
今回は溶連菌の検査をする上での
気になるポイントを紹介したいと思います。
尿検査をしないのであれば、
その理由についても考えてみたいと思います。
溶連菌の検査
喉がはれたり、
熱が出たりという症状を引き起こす溶連菌ですが、
多くはお子さんがかかる病気です。
イチゴ舌など特徴的な症状も多々見られるために、
検査せずとも分かるケースも多いですが、
最終的な判断としてはしっかりとした検査を行います。
まずは、
下記の動画をご覧ください。
【溶連菌感染症】
検査について説明しているのは少しですが、
一般的に行われる溶連菌の検査では
結果はすぐに得られることが出来ます。
その検査というのが、
『溶血性連鎖球菌迅速診断キット』
を用いたものです。
この方法は
喉の腫れている部分を採取し、
培養して菌がいるかどうかを調査します。
結果がすぐに分かるので、
よく行われている方法ですが、
これ以外の方法として、
『咽頭培養検査』や『血液検査』などがあります。
関連記事:「溶連菌の潜伏期間」
関連記事:「溶連菌は大人も感染」
尿検査について
溶連菌の検査の際の尿検査ですが、
これは必要ありません。
溶連菌は尿検査で見つかるものではありませんので、
すでに説明した3通りの検査を行うことで、
溶連菌は見つけることが出来るのです。
しかし、
溶連菌感染症の際は
この尿検査がよく出てくるのも事実です。
これにもしっかりとした理由があります。
溶連菌感染症は
合併症を引き起こしやすい病気ではありますが、
その合併症で怖いのが『腎炎』となります。
尿検査は
この腎炎が引き起こされていないかを調べるために
有効な方法となっています。
溶連菌感染症を抗生物質で治療した後、
腎炎を引き起こしてないか尿検査で調べて、
治療完了という流れです。
もちろん症状の段階で、
明らかに腎炎の影響っていうのが出ていない場合は、
必ずしも尿検査を行うかというと、
決してそういうことではありません。
結局、尿検査は腎炎検査
溶連菌の調査の際の尿検査ですが、
必要だとは言えません。
溶連菌の調査とは直接的には関係はなく、
あくまで腎炎を調査するための方法となります。
もちろん
治療の中の一連の流れということであれば必要ではありますが、
検査するかどうかというのは
お医者さんの判断によるところが大きくなります。
ですので、
溶連菌の治療の際に尿検査がないからと言って
過度な心配は必要なく、
気になった時は聞いてみる程度で大丈夫でしょう。