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ポリプロピレンとポリエステル、
何となく似ていますが異なるものです。
ただ、
身近なところで使われている
という点では一緒ですね。
比較してみると
どういったところが違うのか?
今回は
ポリプロピレンとポリエステルの違いについて
説明します。
ポリプロピレンとは
ポリプロピレンとは
プラスチックの一種になります。
プラスチックの中でも
安く軽いために様々なところに利用されています。
例えば、
自動車部品
家電製品
日用品
住宅設備
飲料容器
などです。
これら以外にも
様々な用途で使用されていますが、
使用用途を考えると、
ポリプロピレンが
生活から切り離せない材質
であることが分かります。
そのポリプロピレンの特徴としては、
耐熱性に優れている
耐薬品性に優れている
リサイクル性が高い
有害ガスを発生しない
といったものがあります。
特にリサイクル性の高さや
有害ガスを発生しない
という点においては、
使った後の処理という観点で
問題が起きにくいということを示しています。
このように現代において、
ポリプロピレンは
非常に使い勝手が良いものだと言えます。

ポリエステルとは
ポリプロピレンと同様に
生活から切っても切はさせないのが、
ポリエステルです。
最も身近な使用用途で言えば、
ペットボトルに使用されています。
ペットボトルは
ポリエステルから出来ており、
ポリエステルがなければペットボトルが成り立たない
と言っても間違いではありません。
このポリエステルですが、
耐久性に優れ、水にぬれてもほとんど影響がない
のが特徴です。
ペットボトルに利用されるのも納得ですね。
また、
リサイクルという点でも優れています。
ペットボトルがリサイクルされるのは、
すでに広く知れ渡ったリサイクル活動ではありますが、
このような取組もあります。
【リサイクル・ポリエステル:パタゴニア】
パタゴニアのリサイクルの取り組みになります。
ペットボトルをリサイクルし、
パーカーなどを作っています。
このパタゴニアの取り組みによって、
石油の消費量を
2万バレルほど削減した
と言いますので、
大きな環境活動であることは間違いありません。
また、
初めて作られたパーカーは緑色だったようですが、
これはペットボトルの色に起因していたようですね。
こういった動画にあるパタゴニアの活動のように、
ペットボトルをリサイクルし、
商品化する活動も多々見られます。
ポリエステルの最大の利点は、
まさにここにあるのかもしれません。

違いまとめ
今回は
ポリプロピレンとポリエステルについて紹介しましたが、
それぞれの違いについてまとめます。
ポリプロピレン
・繊維の中でも軽く、耐久性に優れている。
・耐薬品にも強い性質を持っている。
・熱には少し弱い一面がある。
ポリエステル
・耐久性が非常に優れている
・熱に強くほとんど影響がない
・繊維の中で一番多く生産されている。
このようにそれぞれの特徴に違いがあり、
使用用途に応じて、使い分けられているのです。