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歯が溶けてしまう酸蝕症(さんしょくしょう)ですが、
歯のトラブルの大きな原因となります。
そもそも
どうして酸蝕症になってしまうのでしょうか?
また、
治療はどのようなものになるのでしょうか?
気になる方いらっしゃると思いますので、
紹介したいと思います。
虫歯じゃないのに歯が溶ける
酸蝕症とは
まず、酸蝕症ですが、
さんしょくしょうと呼びます。
通常、歯が溶ける時というのは、
虫歯の時だと思いますが、
この酸蝕症は、虫歯でもないのに歯が溶ける病気です。
この歯が溶けてしまう原因としては、
名前からも分かるように酸が原因です。
酸と言っても
世の中、様々な酸がありますが、
かつては、塩酸や硫酸などの酸が主で、
そういった薬品を扱う工場で働いている人の職業病としての認識でした。
しかし、
最近ではそういった薬品を扱わない人でも
酸蝕症になる人が増えてきています。
それはなぜか?
次の項で説明しますね。
酸蝕症の原因
酸蝕症の原因、
塩酸や硫酸などの薬品については、
既に説明した通りです。
ただ、その際、
薬品に関係ない人もかかると説明しました。
その原因は
変化してきている食生活にあります。
例えば、
清涼飲料水などがその大きな原因の1つになります。
炭酸飲料が好きな人って多いと思いますが、
この炭酸飲料は酸蝕症の原因になるのです。
他にも
健康のために飲むお酢であったり、
ワインなども原因となります。
こういった過去にはなかった食生活の変化が、
酸蝕症を引き起こしているのです。
酸蝕症の治療
酸蝕症になった場合、
どういった治療が施されるのか?
症状が重い場合は、
クラウンなどによる処置が一般的です。
クラウンというのは、歯のかぶせ物です。
かぶせ物をすることで、
溶けてしまった歯を補う形になります。
修復自体はそれほど難しいものではありません。
ただ、
そもそもの酸蝕症になる原因を解消出来なければ、
今後も他の歯がなる可能性はありますので、
根本的な部分での解決も必要となります。
歯磨きで酸蝕症の予防できる?
酸蝕症ですが、
歯磨きで予防することは可能です。
ただ、
むやみやたらに歯磨きすれば良い
ということではないのです。
例えば、
酸っぱいものを食べた後というのは、
酸に触れたことにより、
歯の表面は柔らかくなっています。
この時、
ゴシゴシと歯を磨いてしまうと、
歯の表面が削れる恐れがあります。
確かに歯磨きすることは大切なのですが、
タイミングが重要なのです。
こういった場合は、
水などで酸を口の中から洗い流し、
30分ぐらいは放置しましょう。
この間に唾液の効果などで、
歯が柔らかくなったのが収まった後、
歯磨きすると効果的です。
また、歯磨きの際はフッ素入りのものを使うと、
歯の表面が強くなりますので、こちらもオススメです。
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