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文字を書くときには
算用数字を使うか
漢数字を使うか
迷ってしまいませんか?
漢数字を使って
縦書きで書く場面になると
相当悩んでしまうことも多いかと思います。
そもそも漢数字はどうやって使うのか
正しい使い方について見ていきましょう!
漢数字の使い方
漢数字を使う場面は
文書、ご祝儀、お見舞い、
などで数字を縦書きに書くときに使用して
数字を横書きで書く場合には
算用数字(1、2など)を使用します。
基本的に
ご祝儀などの私的なものでは書き方に決まりはありませんが
会計、登記、戸籍などの
法に関係するようなものである場合には
漢数字の大字と呼ばれるもので書かなければいけません。
大字とは
壱、弐、参などのことであり
大字を使用する理由は改ざんを防ぐためです。
大事な資料に「一」と記載されている場合に
少し不都合が起きたからと言って
一に|を加えて十にすることができてしまい、
大変なことになってしまうので
こういった改ざんを防ぐために
法に関するような大切な文書では
大字を使用するように定められています。
(大字は横書き縦書き両方で使用します)
縦書きでの使い方
実際に漢数字で何かを書いてみる前に
漢数字と大字を確認しておきましょう。
一 → 壱
二 → 弐
三 → 参
四 → 肆(旧字体)
五 → 伍(旧字体)
六 → 陸(旧字体)
七 → 漆、染、質(旧字体)
八 → 捌(旧字体)
九 → 玖(旧字体)
十 → 拾
このようになっています。
旧字体と書いてあるものは
現在はほとんど使用されている事はなく
使用しなくても良いものとなっています。
なので、
四、五などは普通に使用することが可能となります。
縦書きで 20と書きたい場合には
二 十
もしくは
弐 十
このように書きます。
ゼロの書き方
漢数字でゼロを書く場合ですが
〇 か 零
を用います。
0(ゼロ)は算用数字ですが
〇(れい)は漢数字です。
〇も漢数字として認定されているので
使用することはできます。
〇と零のどちらでも間違いではありません。
ただ、
〇を使用する時には0にならないように気を付けてください。
〇の正しい書き順は
上部から左回りに書きます。
日付や西暦
では、
漢数字を使った書き方の例文を見ていきましょう。
まずは日付からです。
平成10年5月7日を縦書きの漢数字で書くと
平 成 十 年 五 月 七 日
となります。
大字だと
平 成 拾 年 伍 月 七 日
このようになります。
西暦も同じように 2015年と書く場合には
二 〇 十 五 年
と書きます。
住所での使い方
住所が
「○○県○○市○○区25-3-18」
だとすると
○○県○○市○○区二十丁目三番地十八号
となります。
ポイントとしては「-」の部分を
丁目、番地、号に直すことです。
漢数字で書く際にはそこに気を付けてください。
ただ、
普通の郵便はがきなどに関しては
縦書きであっても
算用数字でもダメではありません。
正確に書くとなると
縦書きの場合には漢数字を使用しましょう。
漢数字の綺麗な書き方を
下の動画でみることができます。
【美文字】漢数字(大字・旧字)の書き方
ポイントについても解説されているので
参考になったのではないでしょうか?
四 → 肆(旧字体)
五 → 伍(旧字体)
六 → 陸(旧字体)
七 → 漆、染、質(旧字体)
八 → 捌(旧字体)
九 → 玖(旧字体)
これらの大字は同音異字の仮借です。
新字と本字の関係ではなく、旧字体というのは誤解を招くと思います。
壱 → 壹(旧字体)
弐 → 貳(旧字体)
参 → 參(旧字体)
これらが新字と本字の関係です。