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中秋の名月に欠かせないのは
お団子とススキですね。
我が家も毎年、
必ずススキを飾っています。
最近はあまりススキも飾る家も少ないようですが、
その意味や由来が分からないかもしれないですね。
今回、どうしてススキを飾るのか?
また、お供え物の食べ物について紹介します。
中秋の名月とは
中秋の名月という言葉を聞いたことは、
ほとんどの人があると思います。
名月は月のことを指していると分かりますが、
中秋は具体的に「いつ」なのか分かりにくいですね。
この中秋というのは、
旧暦の秋の真ん中を指しています。
今は新暦ですので、
旧暦とは少し考え方が異なるのですが、
旧暦では、秋を7、8、9月としていました。
その秋の真ん中ですので、
中秋というのは、8月15日を指していたのです。
この中秋に見える月のことを中秋の名月と言います。
ちなみに、
中秋という字は、
似ている意味として、仲秋というものもあります。
こちらの仲秋は、
旧暦の8月全体を示す言葉になっています。

中秋の名月になぜススキ?意味と由来
前置きが少し長くなってしまいましたが…
中秋の名月には、
お団子とススキが欠かせません。
我が家では、必ずお供えしますが、
子供達はどうしてススキ?と聞いてくるようになりました。
昨年も説明したのですが、
子供には難しかったのかなと思いつつ、
改めて説明してあげました。
ススキというのは、
神様の依り代(よりしろ)と考えられています。
依り代とは、
神霊が依り憑く(よりつく)対象物のことで、
神体などを指すほか、神域を指すこともある。
(Wikipedia)
ススキを飾ることによって
神様に感謝の意を示したわけです。
また、
ススキは触ってみると分かりますが、
切り口が鋭くなっています。
(触る時はケガしないように注意して下さい。)
その鋭い切り口から、
魔除けになるとされていて、
お月見した後に軒先につるしておくのです。
こういったことからススキが選ばれたわけですが、
それ以外の由来もありまして、
ススキが実る前の稲穂に見立てた
というものもあります。
このようなたくさんの理由から、
中秋の名月からススキをお供えするようになったのです。

中秋の名月の食べ物
中秋の名月の食べ物と言えば、
言わずとしれたお団子でしょう。
うちは毎年、
妻と子供達が作ってくれたものをお供えします。
子供達は、毎年、
お月見よりもこっちのお団子作りのほうが楽しいようで・・・(笑)
まぁ、年々、作るレベルが上がっているので
良しとしています。
中秋の名月に食べるお団子ですが、
夜露(よつゆ:夜の間におりる露)がついたものを食べると健康になる
という言い伝えがあります。
さすがに我が家でもそこまではしませんが、
しっかりとお供えしたものを食べています。

中秋の名月のお供え
中秋の名月のお供えは、
ススキとお団子になりますが、
それ以外には
りんごなどの秋の作物も一緒に飾ると
華やかになって良いです。
また、
団子は高く積み上げてお供えするのが良いです。
これは
少しでもお月様に近いように
ということから高く積み上げることになります。
ただ、あまり高く積み上げると崩れるので要注意!
毎年、子供達が競うようにやっていますが、
良い結果になった試しはありません(泣)