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雨を示す言葉というのは様々ありますが、
驟雨(しゅうう)なんていうのもそんな1つ。
でも、
なかなか使う機会もないため、
難しい言葉ですよね。
使い方どころか
読み方も分からない人も多いと思います。
そこで、今回は
驟雨について解説してみたいと思います。
俳句を詠む方は季語にもなりますので、要チェックです。
驟雨の読み方と意味
驟雨を何て読むか?
いきなりこの漢字を見せられても、
想像もつかないという人も多いでしょう。
この漢字は「しゅうう」と読みます。
漢字からも分かるように
雨を指す言葉の1つです。
その意味はどういうものかというと、
急な天候の変化によってもたらされる雨のこと
を指すのです。
夏の日などは、夕立が起きますが、
まさにこの夕立などが驟雨の1つということになります。
このように
驟雨というのは、
突然雨がざっと降って、
ピタっと止む様子のことを指します。
にわか雨などが降った時に
「驟雨だ!」
なんて言ってみると、
ちょっと物知り感を演出出来るかもしれませんね(笑)

驟雨 季語と使い方
俳句を詠む上で、
季語というのは1つ重要な要素です。
1つの俳句の中に季語を含めなければいけませんので、
どういった季語を入れるかというのも、
センスの見せ所となります。
そして、驟雨というのは、
季語として用いることが出来る言葉なのです。
驟雨は夏の季語となります。
先ほど、
「驟雨は突然ざっと降ってくる雨だ」
ということを説明しましたが、
俳句の中でも
ざっと降る雨を表現する季語として使えますね。
また、夏の夕立などは、
気温を涼しくしてくれたり、
植物たちにとっては恵みの雨にもなるものです。
そういった意味としても
驟雨という言葉は使うことが出来ますので、
夏を詠む俳句の中では、幅広く活躍してくれますね。

他に似たような言葉は?
驟雨という言葉の意味が分かったところで、
他の雨の表現もいくつか紹介します。
まず、よく耳にすることが出来るものとしては、
時雨(しぐれ、じう)です。
「驟雨」が
夏に降る雨を表すことが多いのに対して、
「時雨」は
秋や冬に降るあまり強くない雨のこと
を指して使います。
もう1つオシャレな表現として、
村雨(むらさめ)なんていうのもあります。
こちらは、
降りだしたと思ったらすぐに止むような雨のこと
を指して使います。
最後に紹介するのが、氷雨(ひさめ)です。
こちらは、
冬に降る冷たい雨のことを指します。
このように
雨にも様々な表現方法があります。
1つ1つを理解すると、
様々な表現に触れることが出来て、非常に楽しいですよ。